仕掛品

製造工程の途中にある、「作りかけ」の製品のことです。「しかかりひん」と読みます。
原材料(手つかずの素材)でもなく、完成品(販売できる製品)でもない、その中間の状態のものを指します。会計上は「棚卸資産」として扱われます。

ポイント

  • 状態: 原材料に何らかの加工(切断、組立、塗装など)が加わった状態。
  • 例:
    • 自動車工場での「塗装済みのドアパネル」や「組み立て途中のエンジン」
    • パン工場での「発酵中のパン生地」

「半製品」との違い

  • 仕掛品(WIP: Work In Progress)それ自体では販売できない、あくまで製造途中のモノ。
  • 半製品 製造途中ではあるが、それ自体を商品として販売できるモノ。(例:缶詰の中身だけを業務用に販売する場合)