在庫評価方法のひとつで、一定期間(通常1年間)の「仕入れ総額」を「仕入れ総数」で割り、在庫1個あたりの平均単価を算出する方法です。
期末に残った在庫すべてに、この「全期間の平均単価」を掛けて在庫評価額を計算します。
目次
計算例
【前提】
- 期首在庫: 10個 @100円 (合計 1,000円)
- 4月仕入: 20個 @110円 (合計 2,200円)
- 9月仕入: 30個 @120円 (合計 3,600円)
- 期末在庫数: 15個
【計算ステップ】
- 平均単価の算出
- 仕入れ総額: 1,000円 + 2,200円 + 3,600円 = 6,800円
- 仕入れ総数: 10個 + 20個 + 30個 = 60個
- 平均単価: 6,800円 ÷ 60個 = 約113.3円
- 期末在庫評価額の算出
- 期末在庫数: 15個
- 評価額: 113.3円 × 15個 = 約1,700円
メリットとデメリット
- メリット:
- 計算が非常に簡単。期末に一度だけ平均単価を計算すればよいため、手間がかかりません。
- 期中の価格変動が平均化されるため、仕入れ価格の一時的な高騰や暴落の影響を受けにくいです。
- デメリット:
- 期末にならないと単価が確定しないため、月次決算など期中の損益を把握しにくいです。
- 計算上の単価(平均値)と、実際のモノの動き(古いものから売れたなど)が一致しにくい場合があります。
