最新調査で判明した、アパレル業界の6割が悩む課題

スタッフの6割が店頭・ECの在庫管理業務に課題

”OMOに取り組んでいない企業では6割以上が「在庫管理」や「スタッフコーディネート投稿」に関する課題が浮き彫りになった一方、OMOに取り組む企業では約8割が「顧客体験の向上」「売上の向上」を実感していることが明らかになった。”

OMO(Online Merges with Offline)とは

ネット(オンライン)と実店舗(オフライン)の境界線をなくし、顧客がどちらにいるかを意識せずに、一貫して便利なサービスを受けられる状態を目指す考え方です。 在庫管理の視点から見ると、その本質は「在庫の物理的な場所を問わず、販売機会を最大化する(一元化)」ことにあります。

OMO未着手企業の6割で課題感

OMOに取り組んでいないアパレル企業の回答者で、店舗やECの管理業務に課題を感じている割合が61.9%あった。一方で、全く感じていない割合は13.5%になった。

具体的な課題

”「店舗に在庫がない場合の取り寄せに工数がかかる」(41.0%)、「自社ECとECモールの在庫を一元管理できず、販売機会を逃している」(38.5%)などがあがった。販売チャネル間の在庫連携不足による業務負荷や機会損失が浮き彫りとなっている。”

在庫情報・コーデ投稿は来店促進にも寄与

”店舗やECの在庫情報表示、スタッフコーディネート投稿について役割を感じている人に内容を聞いたところ、「来店のきっかけになる」が57.1%で最多で、「売上につながる」が43.8%で続いた。オンライン施策がオフラインへの送客や購買行動の後押しにつながっていると感じる割合が一定数いることがわかった。”

OMO導入における在庫の捉え方

・在庫の持ち方 全社共通の「論理在庫」として一元管理 ・販売機会 店頭になくても、他店や倉庫の在庫をその場で販売 ・出荷拠点 店出し(店舗出荷)」 や店舗受取が可能に

在庫管理における3つの重要戦略

1)店舗の「エンドレス・アイル(終わりのない通路)」化 2)マイクロ・フルフィルメント(店舗の倉 庫化) 3)在庫回転率の最適化と廃棄ロス削減

店舗の「エンドレス・アイル」化

店頭に希望のサイズや色がない場合でも、店員がタブレット等で「EC倉庫や他店の在庫」を確認し、その場で決済(売上は接客した店舗に計上)。商品は自宅へ配送、という流れです。

マイクロ・フルフィルメント(店舗の倉庫化)

実店舗を「単なる売り場」ではなく、「ECの配送拠点(ダークストア機能)」として活用します。 注文者に最も近い店舗から発送することで、配送コストと時間を削減します。 また、店舗受取にすることでついで買いの誘発、配送コスト削減につながります。

在庫回転率の最適化と廃棄ロス削減

「ECでは売れているが、A店では滞留している」といった状況をリアルタイムで把握し、在庫を移動させたり、EC側で重点的に露出させたりします。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/netshop_impress/trend/netshop_impress-netshop.impress.co.jp_node_15434 調査名:アパレル業界の課題とOMOの効果に関する調査 by ZOZO 調査方法:WEBアンケート 調査期間:2025年8月5日(火)〜8月7日(木) 調査対象:全国のアパレル業界関係者(20〜69歳の男女)400人 調査機関:ネオマーケティング